ライブレポート

大腸ESD 佐野 寧先生 症例

横行結腸脾弯曲部にある40mm大の側方伸展傾向のある平坦な病変で辺縁に偽足所見を伴うことからLST-NGと診断される症例。NBIでは血管が目立たない病変であった。

クリスタルバイオレット染色では、辺縁がⅢ-Ⅳ型pitで中心部はやや不整な小型pitを認めており、早期大腸癌と考え、ESDで一括切除した。

病理では、Well differentiated adenocarcinoma(pM.ly0,v0,pHM0,pVM0) in tubular adenoma(moderate to severe atypia)
と診断され治癒切除であった。