大腸ESD 佐野 寧先生 症例
大きさ50mm 肉眼型:Ⅱa + Ⅱc (混在型)
深達度予測:SM massive
肛門側に陥凹部を認め、同部で粘膜下層深部
浸潤を疑うがPitはⅥで陥凹部の局面性が
乏しかったため、患者に追加切除の可能性
を説明の上、診断的ESDを施行した。
NBI拡大観察:VP-Type2B HC,
SP-Type2B HC,JNET-Type2B HC
術中、粘膜下層深部に腫瘍浸潤が疑われた
ため、それ以上の剥離は中止し、スメアを用
いて分割で切除を行った。合併症なく終了。
病理:Rectum,Ⅱa+Ⅱc,50mm,ESD,well to
mederately differentiated tubular
adenocarcinoma(tub1+tub2),invasive front;tub2+por, pVM(+), pHM (X)
垂直断端陽性(More than pT1b)であり、
今後 外科的切除方針となった。