ライブレポート

大腸ESD 町田 浩久先生 症例

直腸Rbに60mm大の側方進展傾向のある立ちあがり明瞭な隆起性病変。
辺縁部の丈は低いが、中心部は隆起がやや高くなっている。
インジゴカルミン散布像では、辺縁部及び中心部ともに大小不同のないvilliが集蔟しておりⅣ型pitを呈している。

以上より中心部は粗大結節でなく病変が捩れ隆起したものと考えられ、肉眼型Ⅱa+Ⅰs(LST-G)の腺腫~focal cancerの病変と診断。
ESDで一括切除した。

使用デバイス:BT-Bナイフ
検体:60×60mm
切除時間:90分

Pathological Diagnosis

Tubulovillous adenoma, including
Intramucosal adenocarcinoma
pTis(M)(tub2>tub1), pHM(-), pVM(-)
ly0, v0, ESD