大腸ESD 藤城 光弘先生 症例
上行結腸に35mm大の平坦隆起性病変認める。インジゴカルミン染色で表面は比較的均一な結節を認め0-Ⅱa, LST-G(UNI)と診断される症例。
病変口側及び病変内に前医生検後と思われる瘢痕(矢印)を認めている。
病変を近接拡大するとⅣ型pitを主体とする病変であり、腺腫を疑ったが瘢痕を伴う病変で、前医局注でnon lifting でありESDを施行した。
ESDで剥離するも粘膜下層の線維化が強く、病変も正面視となるため最終的にEMR(Hybrid ESD)で一括切除した。
病理では、Tubular adenoma with moderate,Focally severe atypia,cut end(-).であり治癒切除であった。