大腸ハイブリッドESD 佐野 寧先生 症例
横行結腸に約30mm大の隆起性病変を認めた。
大部分はⅣ型Pit pattern(工藤・鶴田分類)を呈していたが、一部に発赤部を認めた。
横行結腸に約30mm大の隆起性病変を認めた。
大部分はⅣ型Pit pattern(工藤・鶴田分類)を呈していたが、一部に発赤部を認めた。
横行結腸に約30mm大の隆起性病変を認めた。
大部分はⅣ型Pit pattern(工藤・鶴田分類)を呈していたが、一部に発赤部を認めた。
発赤部は周囲の表面構造とは異なり、腺管密度の上昇したⅢs型Pit pattern(工藤・鶴田分類)、Ⅱ型Capillary pattern(佐野分類)を呈していた。
以上より管状絨毛腺腫内癌、深達度はMと診断し、腫瘍周囲の粘膜切開を行った後、EMRにて一括切除を行った。
実体顕微鏡写真。右に発赤部の拡大写真を示す。
発赤部を通る割面。発赤部は周囲に比べて腺管密度が上昇し、ストレートな腺管構造をしていた。
このことから同部でⅢs型Pit patternが観察されたものと考えられた。
発赤部周囲は管状絨毛腺腫、発赤部は管状腺癌と診断した。
深達度はpMであった。
Pathological Diagnosis
Tubulovillous adenoma,
including severe atypia and
intramucosal adenocarcinoma(tub1),
ly0, v0, HM0, VM0