ライブレポート

大腸ESD 町田 浩久先生 症例

盲腸底部に20mm大の正色調で血管透見の消失した平坦隆起を認める。
拡大NBIで開大した腺管開口部及びクリスタルバイオレット染色で開Ⅱ型pitを認めることからSSA/Pと診断する。
明らかな不整なpitは認めないが前医での生検の影響による線維化が予測されたためESDの方針とした。

粘膜下層は線維化が著明で局注によるliftingは不良であった。
また剥離中一部小穿孔を認めるもクリップで完全閉鎖した。最終的にスネアで肉眼的遺残なく切除した。

標本サイズ:22×14mm
病理:sessile serrated adenoma/polyp